赤坂樹里亜
Le monde brillant
– 2008年の和声レッスン立ち上げ迄の経緯
そしてその後の沿革 –

1980年代 | 10歳より仏語を独学で学び始め、11歳より作曲を始める。その際、進路を音楽高校作曲科に決定する。 14歳から国立音楽大学付属音楽高校受験準備の為、島岡譲先生流派の和声学と作曲を作曲家 橋本正昭氏に師事して専門的に学び始める。 |
1990年代 | 国立音楽大学付属音楽高等学校作曲専攻在学時は、作曲指導教官の橋本正昭氏から島岡譲先生流派の和声学を専門的に学ぶ。同時に、室内楽作品などを創作し、学内選抜による音楽会で作曲科代表として作品発表を毎年行う。 また、この時期に橋本正昭氏からO.Messiaenの「M.T.L.」を伝授される。これをきっかけとしてその後のMessiaen研究の萌芽となる。 卒業後は、東京藝術大学音楽学部別科作曲専修入学。同時期にInstitut Français(旧東京日仏学院)にて仏語を本格的に学ぶ。1990年代後半の11月には最初に受けた「実用フランス語技能検定試験5級」は満点により、文部科学大臣から表彰状を頂く。 翌年1月には委嘱作品組曲《モネの絵画》(全3曲、編成:Fl. Cl. Pf.)を杉並公会堂にて初演する。 同年3月には東京藝術大学別科作曲専修修了。卒業式にて総代を務める。 |
2008年 | 某文化財団音楽室勤務を経て、自身の手で音楽文化の橋渡しを行う事を生業とすべく、後進への文化を繋ぎ紡ぐ事に焦点を当てて、自教室 Académie de musique《Le monde brillant》を立ち上げる。和声学や作曲法指導を開始する。(練馬区ピアノ・スタジオにて) また、「社団法人全日本ピアノ指導者協会(PTNA)」へ研究者会員として入会。同時に現代音楽作曲家 三善晃氏主宰の「Miyoshi net」に一般会員として所属する。 |
2010年 | 3月1日にはAcadémie de musique 《Le monde brillant》の会場に、国立市のピアノ・スタジオをお借りする運びとなる。 10月には「日本音楽理論研究会」にて、島岡譲先生の講義議事録を執筆する。 また、自身の研究では、O.Messiaen 《Huit preludes pour piano》(1928-29)のアナリーゼを行ない、論文執筆を開始する。 この時期から、活動は作曲から音楽研究へと主軸を移す。 |
2011年 | 2011年8月31日に転居の為、国立市で開催した「Académie de musique 《Le monde brillant》」の対面レッスンを一旦休室する。その後は移転先の個人研究室から通信添削にてアナリーゼ指導を行う。「社団法人全日本ピアノ指導者協会」(研究者会員)は一次休会する。 12月18日には、O. Messiaen《Huit preludes pour piano》(1928-29)に関する口頭発表を、「日本音楽理論研究会」にて行う。 |
2013年 |
研究は10月からは、《Trois petites liturgies de la presence divine No.3 Psalmodie de l’ubiquite par amour》に関する論文執筆開始。 |
2014年 | 1月よりO.Messiaen《Trois petites liturgies de la présence divine 》(1943-44)の中でMessiaen自身が解説している「聖書学」(新約・旧約聖書)の該当箇所についての調査研究を開始する。 4月1日には、「日本フランス語フランス文学会」、「日本アルバン・ベルク協会」へ所属する。 |
2015年 | 5月には個人研究室をJR立川駅よりバス20分の場所に移転する。また、O.Messiaen《Trois petites liturgies de la présence divine 》(1943-44)に於いてMessiaen自身がテクスト創作について言及しているトマス・アクィナス『神学大全』についての調査の為、上智大学名誉教授クラウス・リーゼンフーバー師より神学・哲学を学ぶ。 12月23日には、クラウス・リーゼンフーバー師よりカトリック洗礼を授かる。(洗礼名は聖トマス・アクィナスから頂き、「トマスィーヌ」。)同日、聖イグナチオ教会に所属する。 |
2016年 | 1月には杉並区のピアノ・スタジオにて、「Académie de musique 《Le monde brillant》」レッスンを再開する。 4月には「社団法人全日本ピアノ指導者協会」(研究者会員)に復帰する。同月に、「Académie de musique 《Le monde brillant》」を、武蔵野市の「Piano Studio STU」様にて本格再始動する。 12月にはチェコを含む中欧5か国(旧東ドイツ、チェコ、オーストリア、スロバキア、ハンガリー)を訪問し、第二次世界大戦終戦時の時代背景考察の一助とする。(註: 研究対象作品のO.Messiaen《Trois petites liturgies de la presence divine》(1943-44)の作曲された時代考察の為。) |
2017年 | 1月1日付で「Académie de musique 《Le monde brillant》 を名称として、正式な事業開業に至る。 10月には音楽学的研究としての「O.Messiaenにおける調性とM.T.L.の用法考察」論文執筆を続行するため、慶應義塾大学に在籍する。 |
2018年 | 1月8日には、O.Messiaenがオルガニストとして約60年間従事した、L’église de la Sainte Trinité(聖トリニテ教会)(パリ9区)へ再訪問する。 8月には、慶應義塾大学にて藤井孝一氏に現代音楽分析の為の米式ツールや、音楽学的側面としてのMessiaen音楽語法研究についての論文執筆法のノウハウを学ぶ。 |
2019年 | 10月~12月には、慶應義塾大学にて藤井孝一氏から更なる現代音楽研究の研鑽を積む。 12月1日には、「Le monde brillant ピアノ演奏会」を国立市の楽器店ホールにて主宰する。 |
2020年 |
1月24日にピアノ・レッスンコースでは、受講者の悪質マナー違反による粗暴事案(物損)が発生。そのため、教室内自治とリスクマネジメントの観点から、このコースを全面廃止とし、1月25日から全講座を「大人のリベラル・アーツ音楽サロン」とする。 4月からは、新型コロナウィルス感染拡大予防の観点から、全講座の「対面による」レッスンを一旦休止する事を決断し、代替案として4月15日から「大人の和声学・作曲、アナリーゼ通信添削講座」を開講する。 5月3日には教室紹介動画を公開するため、「Le monde brillant」Youtube channelを開設する。 |
2021年 | 1月1日に教室webサイトの独自ドメインを取得し、サイト・リニューアルを行う。その際に、一部科目の料金改定を行う。 2月15日には事業主として「24時間オンライン予約システム」導入契約をシステム業者と締結する。3月10日から当サイトにてオンライン予約システムの稼働を開始する。 4月7日にはキャッシュレス決済事業主として「Square」導入の審査に通過し、レッスン料納入はVisa、Master、American Expressの3ブランドのカード決済が可能となる。4月12日には更にJCB、Diners Club、Discoverも審査通過し、カードは6ブランド使用可能となる。更に4月14には交通系ICカード及びQUIC Payなどの非接触タッチ決済使用も審査通過し、これでSquareの全ての決済機能が使用可能となる。また、月謝制ではカード決済によるオンライン自動継続引き落としも可能となる。 8月1日より「和声学上級」(『芸大和声第3巻』)レッスンの募集を開始する。 9月後半には慶應義塾大学にて西川尚生教授からMessiaen研究論文執筆指導を受ける。 12月7日より公式Webの全面リニューアルを行う。 |
2022年 | 2月4日に島岡譲名誉教授の2021年9月30日御逝去の報が新聞各紙によって公となる。そのため、当教室の「和声学アドヴァンス・コース」に、同年1月20日に出版された『島岡譲作品集』の実習を行う事を決断する。 また、Messiaen研究論文執筆にウェイトを置くため、3月31日付けを持って「社団法人全日本ピアノ指導者協会(PTNA)」(研究者会員)を休会する。(通常の教室レッスン業務は続行中。) 4月より民法一部改正により、成人が18歳に引き下げられる事を踏まえ、当教室もこれに伴い、同月より募集は18歳以上の成人の方とする。 |