
木々の葉が色づき、日暮れの早さにも秋の深まりを感じる頃となりました。
和声では、いくつもの音が縦に重なってひとつの響きを生み出すと同時に、それぞれの声部が横へと旋律を紡いでゆきます。
華やかな旋律だけでなく、普段は目立たない内声の動きにも大切な役割があり、それらが結びつくことで、音楽に自然な流れと豊かな表情が生まれます。
ひとつひとつの声の動きを丁寧に辿ることは、響きの美しさを、その成り立ちから理解することにもつながります。
秋も深まるこの季節、音楽の内側に息づく繊細な動きにも目を向けながら、和声の奥行きを探って参りましょう。
今月も、音楽を深く学びたい皆さまとの出会いを、心よりお待ちしております。
2026年11月8日
赤坂樹里亜
