【読売日本交響楽団第572回定期演奏会 Opera 《Saint Francois d’Assise》(1975-1983)》 ecrit par O.Messiaen】

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 演奏会形式とはいえ、全3幕通しでのフルオケ+合唱+ソリストでの演奏は、日本初演ですね。
私はしょっちゅうDVDにて仏語字幕を自分で訳しながら観ていましたが、今日は初めて日本語字幕を付けて頂けて、それだけでも興奮覚めやらぬ感激がありました。
それはもとより、14h開演のこのOpera、いつの間にやら聴き入るうちに、作品の「マグネティックなhypnose」に合い、もうここが何処だか判らなくなりそうなくらいの高揚感で、気付いたら20h近くです。

 第1幕の最初のあたりなど、余りの興奮に「ぬを~~♪♪」と客席で叫びたくなるくらいの感激が!
(※ ホントにやったら不審者(笑)なので、必死でこらえてました。(笑))
個人的には、第2幕の天使が旅人に扮して修道院を訪れるシーンが大好き♡(*^^*)
Messiaenいわく、「天使の訪問の際、余りにも大きな音を立ててドアをノックしたため、中から驚いて修道士が出てくりというくだりは、三位一体の神と人間界との質量の違いを表現した。」とあります。
つまり、天使は軽くノックしたつもりでも、人間界には轟音となって聞こえるという、天使の存在の偉大さを表現したのだと。

 その後の「音楽の天使」のシーンも良いのです。
劇中に天使が弾くヴィオールの楽の音として、オンド・マルトノの奏でる楽音が、余りの恍惚感に聖フランチェスコを気絶させるというシーンです。
更には、天使が現れる前に必ず登場する高音のクラリネットのモティーフがあります。
これは日本の能からインスピレーションを得て、「笙(しょう)」という雅楽の楽器の音色に似せて、わざとクラリネットにしては高すぎる音域に、きしませたモティーフを置いたとの事。
また、天使のライトモティーフ的な旋律は、強く「M.T.L旋法」を感じます。大変色彩感豊かな箇所の一つです。

 と、書いているとキリがなくなりますので、取り敢えず深夜という事で寝ますね。
でも…。
今日は余りの恍惚感に、ワタクシ、眠れなイわ(*^^*)

Julia.T.A
le 19 nov. 2017 25h22

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